あきらぎ林業blog 安居楽業

北海道で林業に従事する移住者たちの 林業 ブログ

相棒の狂犬です(笑)

相棒です。めったに書かないけど。
イライラが収まらないので どうもすいません
 
代表もイラついたんでしょう以前ツイートした
洞◯◯★厚切りジェイソン世代くんがツイートしている内容で
「いらんこと考えるな!」「黙って俺の言うとおりにしてれば良いんだ!」と何度言われた事か…「ただの説明力不足だと思います」と言われてるのはおそらく自分。
 
【最強の新人】 洞◯◯★厚切りジェイソン世代くん新人職員指導の思い出。
 
当時の前職場では自分は日給制の日雇い労働者、彼は大卒と言うことで職員として入社、当時の自分は林業年数は会社では一番下、自分が新人の時に先輩や年配の方々に言われたのは「ケガしたら叩くからな」だけ、口だけ達者でオレを叩く根性などないし安全に関しては皆無でした。何も教えてもらえない、教えるスキルゼロだから仕方ないなと今は思うけど勝手にやってろ状態。当時はそんな環境、その時の会社では林業年数が多ければベテラン、中身がなくてもベテラン、新人イビリもベテラン。
なので自分で考えて行動するしかなかった、じっくり考えてもケガもした、ケガしても陰でバカにする最高の先輩たちでした。
おかげさまで4、5年目にはすべて追い抜きました。
 
さてそのジェイソンが新人で入社、一見温厚そうな感じの外見。
当時の自分はヘッポコだとは思いますが、その時に伝えられる自分で培ってきた安全意識や作業姿勢、機械の使い方など伝えてたつもりでしたが、説明力不足と言われたら彼にとってはそうなのでしょう。
さて、ここで彼の林業1年目での行動は
苗の仮植、隣に人がいるのにやけくそでクワを振り、まさに気が狂ったように、周りはまったく見ていないので人に当たったらどうすんの!ってさすがに怒鳴った
それに対して「ガムシャラにやってただけですが」
俺「…」あのね、クワも立派な刃物なのよ。
おまけに「手首にスナップをかければ振りやすいと思いますよ」
クワをグルングルン回す。
普通にオレと同じように振り下ろしなよと言っても言う事を聞かない。
その後、手首が腱鞘炎で痛いと訴えてくる始末。入社早々自己流満載
 
地拵えの仕上げの草刈り時は重機と共同で作業するので重機の下に入らないように作業しなさいと注意するが、傾斜の真上にいる重機に一直線で刈り上がっていく
植え付けの時はラインを取るのにトンボ(竹の棒)を使う。
そのやり方を教えている時も納得がいかないらしく
どうして測量機を使わないんですか?」とふてくされる始末。
測量は別でもう終わってるので自分達はそれを基準にして植え付けラインを作ればいいと言っても納得いかず、どうしてもときかないので上司(今の代表)に相談
「やらせてみて結果で言うわ」案の定1haくらいのライン引き1日で終わらず上司にこっぴどく怒られていた。
次の日の朝懲りずに手作りの図面を見せられ説明をしてくる
「ここの直線がルートいくつで…」云々
あのね、植え付けするんだわ、マンション作る訳じゃないんだわ。
 
下草刈り
なんと傾斜を草刈り機を振りながら後ろ向きで降りてくる !
本人曰く「このほうが効率良いと思いますよ」とほざく始末。
俺がそういう風に草刈りしてるか?
「してないです」
じゃあするなよ…
 
北海道では刈払い機はツーハンドルが支流、新人くんが1本竿の方が効率良いと思うとご託を並べてくる。あんまりにもしつこいので「使いたいなら会社に言って買って貰えばいいだろ!その1本竿は教える事は出来ないけどな!」とオレ
こっちは機械は個人持ち、お前に教える為になんでオレが1本竿の刈払い機を買わにゃならんの。
わずか1月の間に刈払い機のヘッドを2回も壊す、力いっぱいヤケクソ作業。
あげく刈払い機の作業に疲れてきたのか姿勢を教えている俺に対して「こんな事ずっとやる訳じゃないんで」と呟く。
なるほど職員で入社しているので目指すは現場代理人か、常々前の会社の社長が言っていた事か、「職員と作業員は違う」…当時の社長とコイツ、アホすぎる、誰が林業経験のない入社2ヶ月の新人の言う事聞くか。
 
とある国有林の下草刈り現場、樹種はグイ松。1haに満たない平らな現場。草も苗の半分も伸びてない現場、イタドリが少し長いが苗は丸見えで2乗植え。小さい現場なので2人で作業。
データをとる試験地、絶対に苗を伐らないようにと言うお達しの元、朝作業内容とやり方を説明する。2乗植えの現場だけど片側1乗づつゆっくり丁寧に刈ってくれ、1日かかっても良いくらい慎重に頼むと説明。
端々に分かれて作業開始、2乗植えの筋刈りなので残し幅にボサがあり相手は見えるけど頭くらいしか見えない、ある程度刈ってきた所で上司が現場に到着。
両手にいっぱいの切れた苗を持っていた。ウソだろ!?、
急いで彼の方に行くと草刈り機を力いっぱい振り回しながら奥から近づいてくる
2乗まとめて草刈りしてきたのだ。バッタバッタと苗を切りながらだ!
唖然とした、上司に説明したかと流石に問われたが、勿論説明しましたと。
お前わかりましたって言ったよな!わかってねーじゃねーか!というと
そんな話してましたっけ?ばりの顔。流石に頭イカれてんのかと?
言い訳は「一気に刈った方が早いから」・・・。
 
こんなに凄まじい自己主義の人間がいるのか?素直さの欠片もない、まだ3ヶ月くらいの新人が。
バカにされてる気分だった。
 
そしてチェンソー作業、一番危険な作業、さてこの職員の新人君に危ない作業をやらせても良いんだろうか?
いつまでもこんな事しないと言っていた彼にだ。
上司に相談した、やらせても良いんですかね?
上司はやらせないと覚えるものも覚えないだろ、やらせろ。とゴーサインが出たのでチェンソーの危険性うんぬん説明、1haくらいの切り捨て間伐、立木は細いし伐倒技術がなくても倒れるくらい林内も混んでいない
3分の1程度で割り当てし作業開始、勿論危ないと思ったら呼びなさいと指導。
大体自分の方は切り終わって道に倒れた整理もすんでジェイソンの方に行く
「どうだい、呼ばれなかったけど大丈夫だったかい」と林内を見渡して愕然。
はっ?なにもやってないじゃねーか…えっ?何してたの?
ジェイソンは「はぁ?」って顔をしてもう何も言わない…
もういいわっ!オレが全部切るからかたずけろっ!
当時のオレはこんな現場で1日で終わらないとかないだろっ!と焦り、当時はまだチェンソーズボンやチャップスも装備していなくタビ靴も鉄心入りじゃなかっためツルがらみのシラカバを足の小指に落として骨折。
当時まだオレも未熟、焦ってチェンソーは使わない事だなと思った。
勿論職員のジェイソンにはこれっきりチェンソーは持たせていない。
かくしてこのジェイソン職員は毎日のように上司に怒られ辞めていきました。
彼にしてみればオレの説明力不足。当時あれだけ好き勝手な作業をして辞めていった人にいわれてもな
今はどうやら一人で林業をやっているらしい。
それが良いと思う。組織には向いていない。
自分の思い通りにならないと機械の排気量が小さいから遅いとか他のせいに転換するようでは話にならない。
素直に言う事を受け入れ自分の物にする、昔から言う技術を盗むと言う事、それが技術向上につながる、そして周りも楽になる、自分勝手は組織としても必要ない人材、働くと言う事の気概も理解もない。
 
好きなように素人うんちくを垂れ流し好きなように生きて生きなさい。
頑張れ、やっつけ林業
 
その後は日雇いながら現場代理人になり新人6人面倒見てきました
年下のオレに教わるのが嫌なのかプライドがあるのか癖のある3流人間ばかり。
伐木させても狙いどうりに倒れない時は「あれーおかしいなぁ、さっきは上手くいったんだけどなー」とかね、それが今のお前の実力だ、ほんと認めないわぁ。
下草刈りも「オレと同じくらい草刈れないし」とか言って凹む。
なんでオレと肩ならべてるの?
姿勢を教えてもすぐ自己流でやるし、朝のミーティングの話聞いてないし。
まとめて新人入ったら新人の中でオレの方が上みたいなマウント争
アイツがこんな事言ってるから怒って下さいとか言ってくる始末。
お前オレより年上じゃねーかよ、自分で言えよ、都合に合わせて新人ヅラするなよ。
それでも当時はケガしないで笑って帰ろうがオレの目標だった。
 
今はまったく違う。
新人が気にするのは怒られた時の口調。
パワハラとも言われた事がある。
嫌味や悪口を言っている覚えはない、人間怒る時は口調も荒くなる事もあるだろう。
大切なのは怒られてる内容をよく聞く事。
そこに正解は必ずある。自分を気にかけてくれているから怒ってくれるんだ。
すいませんでしたは言うだろうがありがとうございますとも思えるようになれたら良いと思う。
 
作業を教えている立場の人へ
 
林業は刃物を使う、木を見る力、観察力、先をよむ危険予測、職人の世界です。
料理人と同じような厳しさで接して下さい。
教える立場なら嫌われてもお構い無し。
個人によりますが笑って帰れなくても結構。仲良しクラブじゃない、新人にお伺いを立てても意味がない。怒られて消える人はそれまでと言う事。死ぬよりマシ。
 
林業で失敗は成功の元など絶対に言わないで下さい。
ただ一度の失敗は死ぬに繋がります。
姿勢、立ち位置、道具の持ち方使い方。
失敗のないよう基本をすりこんで下さい。
褒めて伸ばすは林業に向いていません。
作業中も作業外も態度や姿勢が悪いと思ったなら口から火が出るほど叱って下さい。
「いらんこと考えるな!」「黙って俺の言う通りにしてれば良いんだ!」は正解。
出来る人が出来ない人に教えてるんだから至極当然。新人の意見など無意味、幾らかは勉強してきたであろう林業の知識を新人が述べた所で体現出来るはずもない。
「FWは研修生であって労働者ではない」
バカ言うな、プロの道具を使う時から新人だろうがプロ意識を持たせて作業させて下さい。ケガをしないのがプロ。
新人たちの命の責任を持つ重みを実感しながら指導に当たって下さい。
反対意見もあるだろうと思いますが、オレの林業に対する思いです。
死亡災害が無くなる事を願います。